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【本✖音楽】私たちは時空を超えられるか 最新理論が導く宇宙の果て、未来と過去への旅

◎内容紹介
2018年、時間と空間の旅!

これは、「宇宙について考えること」を楽しむ本です。
時間や空間を自由に旅すること、地上の世界とは全く異なる宇宙の世界に思いを馳せられるように、わかりやすい文章と豊富な図版で構成しています。

最初は時間について。タイムマシンで未来や過去へ向かうことができるのか、という話題について想像を交えつつ、物理的な根拠に基づき、歴史をふまえながらお話ししていきます。

次は空間について。地球を飛び出して宇宙へ行くことを考えます。宇宙の果てには何があるのか、究極の宇宙船を使って旅することを考えていきます。見逃せない天体のご案内も併せてお楽しみください。

最後に時間や空間を超えたところに何があるのかについて。ここからは推測の世界になりますが、物理学的に見て極端に荒唐無稽にならない範囲で、あり得る可能性をお伝えしていきます。

宇宙について考えることは、世界と人間について考えること。それは実に面白いものです。宇宙に対する親近感が深まれば、あなたにとっての世界はさらに広がるでしょう。

●目次
はじめに
●第1部
1 昔に戻りたいというあなたへ
2 未来へ向かう
3 過去へ向かう
4 過去へ戻ると矛盾するか
●第2部
5 できるだけ遠くへ行きたいあなたへ
6 太陽系の外へ行く
7 銀河系の外へ行く
8 宇宙はどこまで広いのか
●第3部
9 時空を超えたその先には
付録 相対論的な宇宙船での往復旅行を計算
索引
参考文献

◎著者紹介
松原隆彦
1966年、長野県生まれ。京都大学理学部卒業、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科 助手、ジョンズホプキンス大学物理天文学科 研究員、名古屋大学大学院理学研究科 准教授などを経て、高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 教授。専門は宇宙論(宇宙の構造形成と進化、観測的宇宙論の基礎理論、統計的宇宙論、宇宙の大規模構造、重力レンズ宇宙背景放射ゆらぎなど、観測による検証が可能な宇宙論を中心とする理論的研究)。著書に、『宇宙の誕生と終焉』(サイエンス・アイ新書)、『宇宙に外側はあるか』『目に見える世界は幻想か?』(光文社)、『現代宇宙論』『宇宙論の物理 上・下』(東京大学出版会)などがある。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第1部が「時間を超える」章でタイムスリップ、第2部が「空間を越える」章で宇宙旅行、第3部が「本当の意味で時空を超える」章で人間原理とシミュレーテッドリアリティーと、様々な視点で広く浅く「私たちは時空を超えられるか」を取り扱った本。
 
 第1部の「2 未来へ向かう」の2.11~2.14の「×0年間の往復旅行」は、未来予想の考察が非常に面白い。
 学術的な興味からタイムトラベルの研究をする物理学者は多いが、第1部の「3 過去へ向かう」の3.10「本気でタイムマシンの製作を考える研究者」では、コネチカット大学教授のロナルド・マレットという実際に作動するタイムマシンを発明しようと本気で考えている研究者が紹介されていて驚いた。彼の願いが叶えられるように祈っている。
 『宇宙の誕生と終焉 最新理論で解き明かす! 138億年の宇宙の歴史とその未来』もそうだが、著者の松原隆彦さんの文章が面白い。「宇宙の大規模構造」に関して、『宇宙の誕生と終焉』よりずっと分かり易かった。 


ブクログでも紹介してます。

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